ドイツ山岳隊のグレーの制服の腕や帽子に、エーデルヴァイスの花のバッチがシンボルとして、使用されている。

ヨーロッパアルプス 標高1800~3400mの石灰岩質の高山や石の多い草原、また崖に7月~9月に5~20cmまで成長し花を咲かせるエーデルヴァイスは、ドイツ語で“高貴な白 ”と言う意味である。

スイス、オーストリア の国花ともなっている。

日本語では、ウスユキソウと呼ばれ、きく科の高山植物で、その名前の通り、小さな花の周囲を飾る葉がうっすら雪をかぶったように、表面に白い綿毛が密生している。

 その昔ドイツでは、エーデルヴァイスは薬草として ミルクと蜂蜜で煎じ、腹痛の生薬として良く知られ使われていた。

時々 この花の白い飾り葉を入れて、その星型の花の直経がなんと6~12cmにもなる大きな花が見つかり、伝説の世界では その花にはエーデルヴァイスの王が宿り、愛の魔法の力が働くと信じられていた。
 
アルプス地方では、若者が心を寄せる女の子に プレゼントをしようと、みんな危険な高山に、時には命がけで大きな伝説の花を求めて登った。
 
そんな頃、オーストリアのアルプスの麓で、ハプスブルグの皇帝フランツ ヨゼフ
(1830~1916)は1人の若者が エーデルヴァイスの大きな花を高山で見つけて、大切に持ち喜んで下山してきた所に出会った。

そして、この若者は、恋する女性に渡すはずの花を、迷わず皇帝に出会った事を感激して、プレゼントをしたのでした。
皇帝は 顔をほころばせて心から喜び、この若者をとても可愛がりました。

フランツヨゼフは、18歳で16歳の従妹バイエルンの名門貴族エリーザベート(通称シシー)とドラマチックな衝撃結婚をし映画もある。彼女はヨーロッパで一番の美人と評判高く、身長172cm、体重50kg、ウエスト48cmの姿をイタリア人のアナーキストにナイフで胸を刺され60歳で暗殺されるまで保たれた。
 エリーザベートはこのエーデルワイスの花を欲しがり、フランツ ヨゼフは断崖に咲く花を摘もうとするが、それを止めた宮廷の侍従者はその代わりとして、ジュエリーのエーデルワイスを作り献上した。現在もこのジュエリーはある。

伝説の花の物語は、ますます若者の間で人気が出て、多くの若者が思いを寄せる女性にエーデルヴァイスの花を奉げようと、高山に探しに登るブームが起きた。

危険な岩山の崖に咲く可憐な花を摘み取ろうとして、墜落事故が起き、恋人を待たせたまま、命を失う若者が何人も出たそうだ。

ここから、“忠誠を誓う愛の花” で エーデルヴァイスの花の評判と位置付けはより高くなりました。

1886 年  皇帝の指示で、オーストリアで自然保護の植物に使定される。
1907 年  オーストリア、ハンガリー山岳隊の特別連隊の兵士の制服の襟に、エーデルヴァイスの花のバッチをシンボルマークとして付ける事を、皇帝が許可する。
1915 年  ドイツのアルプス山岳 連帯で、エーデルヴァイスの花のバッチを
       シンボルマークにグレーの帽子に使用する事が許可された。

そのほか、現在ではドイツアルプス協会やスイス観光旅行協会、オーストリアの2
セントコインなど、主にドイツ語圏でロゴ マークとして使われている。
そして 全ての地域で、現在は保護植物とされている。

 第二次世界大戦中、ドイツ軍山岳部隊の兵士達の間で、エーデルヴァイスの歌が
よく歌われていたという。 ドイツ語の切ない 恋歌。

Es war ein Edelweiss / それは エーデルヴァイス でした。
Es war einmal ein Edelweiss Lyrics. / エーデルヴァイスの叙情詩がありました
Bring me Edelweiss / エーデルヴァイスを私にもって来て

 現在は、アカデミ―賞を受賞した、1965年のミュ―ジカル映画“サウンド オブ
ミュージック“ の中で歌われたロジャースとハマースタインの創作曲 『エーデル
ヴァイス 』の歌があまりにも良く知られている。

ザルツブルグに実在した トラップファミリー合唱団物語 を映画化したものだが、
内容があまりにも異なり本人達が大層 驚いたと言う。

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