02.09.2008 am Dienstag
author : 永冶ベックマン啓子 Keiko Nagaya Beckmann
2008年 1月下旬に ヘリコプターを使っての訓練が数日間あったそうだ。
息子が高校生の時、企業実習の1週間に ドイツ自動車連盟/ADAC(救助用の車もヘリコプターも黄色なので、“黄色い天使”、と呼ばれている)を選んだので、ヘリコプターに乗るのは初めてではなかった。
ドイツのギムナジウム(高校)に 通う知人の息子さんは、日本にあるドイツ企業で実習をしてきて、色々と体験できて楽しかったそうだ。
その時は、自分で実習先を選び、何社かに手紙を書いて出し、返事を待ち、決める事になるが、実集先での成績評価も書類で出される。
このヘリコプターでの訓練は、天気も良く、素晴らしいドイツ・オーストリアアルプスと谷間の村や町の鳥瞰図が見られて、とても楽しかったそうだ。
Bell イロコイ UH-1 ヘリコプターを使い、乗り方、降り方を学び、大きな荷物を持って乗り込んだり、また山の上に飛んで、また次の山に飛んだりしてから、地上に戻ったという。
ヴェトナム戦争に使用した古い物だと聞いたので、故障しないか心配したそうだが、そんなに使用していないし、メインテナンスをしっかりしているから大丈夫だ、といわれたそうだ。
2月には、もう一度6日間の迫撃砲の演習訓練があり、ハメルブルグに出かけたので、帰宅しない週末があった。
この時は、1人の同じチームの仲間が意識を失い、ヘリコプターで近くの病院に運ばれるという、ハプニングが起きた。すぐ 息子からとても不安な声で「何が考えられるのか」と、質問の電話が入った。
全員がひどく心配したが、案の定、小さな良性の脳腫瘍が見付かり、本人は元気を取り戻し、手術の適応が考慮されていると後に話していた。
大好きなスキーにも中隊で何回か出かけるが、20人中、5人の足が大きすぎて合うスキー靴がなく、楽しみにしていたが出来なくなり落胆していた。
最近のドイツの若者も、ドンドン体が大きくなっていると言う事のようだ。
警備を何回も交替でした話をきいた。
ある日、兵舎の入り口で門番の当番の時、隊長の1人がツカツカッと急いで来たと思ったら、「どうして 電話に出ないのか? 何回も電話しているのになぜ受話器を取らないのか !」 と、大声で怒鳴り散らされたと言う。
しかし、よくあそこまで大きな声が出るものだと、生まれて初めてあんな大声で怒鳴れて、驚く思いで感心しながら、しかし心臓はとにかくストレスでドッキン、ドッキンしたという。
「隊長、電話は一度もかかってきませんでした!」と冷静に軍のスタイルでレポートすると、隊長は急に気が抜けたように「そんなはずはない、調べてみる」、と番号を確認して事務所に戻った。
しばらくしてから再び来て、「 僕の間違いであった、スマン! 他の事務所にかけていたよ。」と伝えられたという。
一度、大声を出す練習もみんなでさせられたという。
また、ある時「ニヤニヤッ(grindeln) と、どうしてほくそえんで笑うのか? 」と皆の前で息子は聞かれ、「ニヤニヤなんかしていません。少し笑っただけです」と答えたそうだ。
これを聞いた時は、私もドキッとした。昔、イギリスのボーマスでホームスティしていた時、食事中にテーブルクロスを少し汚してしまい、「ごめんなさい」とあやまった。
するとそこのご主人が「ケイコ、人に謝るときは笑わないで、顔を長くして、悲しそうに失敗をしましてご迷惑をかけ、申し訳ありません、という顔をして謝りなさい」と注意を受け、カルチャーショックを受けた事を思い出したのです。その後は、鏡をみて、すみませんと長い顔を作り、練習をしたものだった。
息子は、自分の“ニヤニヤ事件”がやはり気になり、ドイツのオマ(おばあちゃん)にそれを話していた。するとオマ曰く「シゲルは、演劇学校に行って少し学ぶといいよ、経営者も、政治家もみんな学んでいるしね。」
(つづく)
息子が高校生の時、企業実習の1週間に ドイツ自動車連盟/ADAC(救助用の車もヘリコプターも黄色なので、“黄色い天使”、と呼ばれている)を選んだので、ヘリコプターに乗るのは初めてではなかった。
ドイツのギムナジウム(高校)に 通う知人の息子さんは、日本にあるドイツ企業で実習をしてきて、色々と体験できて楽しかったそうだ。
その時は、自分で実習先を選び、何社かに手紙を書いて出し、返事を待ち、決める事になるが、実集先での成績評価も書類で出される。
このヘリコプターでの訓練は、天気も良く、素晴らしいドイツ・オーストリアアルプスと谷間の村や町の鳥瞰図が見られて、とても楽しかったそうだ。
Bell イロコイ UH-1 ヘリコプターを使い、乗り方、降り方を学び、大きな荷物を持って乗り込んだり、また山の上に飛んで、また次の山に飛んだりしてから、地上に戻ったという。
ヴェトナム戦争に使用した古い物だと聞いたので、故障しないか心配したそうだが、そんなに使用していないし、メインテナンスをしっかりしているから大丈夫だ、といわれたそうだ。
2月には、もう一度6日間の迫撃砲の演習訓練があり、ハメルブルグに出かけたので、帰宅しない週末があった。
この時は、1人の同じチームの仲間が意識を失い、ヘリコプターで近くの病院に運ばれるという、ハプニングが起きた。すぐ 息子からとても不安な声で「何が考えられるのか」と、質問の電話が入った。
全員がひどく心配したが、案の定、小さな良性の脳腫瘍が見付かり、本人は元気を取り戻し、手術の適応が考慮されていると後に話していた。
大好きなスキーにも中隊で何回か出かけるが、20人中、5人の足が大きすぎて合うスキー靴がなく、楽しみにしていたが出来なくなり落胆していた。
最近のドイツの若者も、ドンドン体が大きくなっていると言う事のようだ。
警備を何回も交替でした話をきいた。
ある日、兵舎の入り口で門番の当番の時、隊長の1人がツカツカッと急いで来たと思ったら、「どうして 電話に出ないのか? 何回も電話しているのになぜ受話器を取らないのか !」 と、大声で怒鳴り散らされたと言う。
しかし、よくあそこまで大きな声が出るものだと、生まれて初めてあんな大声で怒鳴れて、驚く思いで感心しながら、しかし心臓はとにかくストレスでドッキン、ドッキンしたという。
「隊長、電話は一度もかかってきませんでした!」と冷静に軍のスタイルでレポートすると、隊長は急に気が抜けたように「そんなはずはない、調べてみる」、と番号を確認して事務所に戻った。
しばらくしてから再び来て、「 僕の間違いであった、スマン! 他の事務所にかけていたよ。」と伝えられたという。
一度、大声を出す練習もみんなでさせられたという。
また、ある時「ニヤニヤッ(grindeln) と、どうしてほくそえんで笑うのか? 」と皆の前で息子は聞かれ、「ニヤニヤなんかしていません。少し笑っただけです」と答えたそうだ。
これを聞いた時は、私もドキッとした。昔、イギリスのボーマスでホームスティしていた時、食事中にテーブルクロスを少し汚してしまい、「ごめんなさい」とあやまった。
するとそこのご主人が「ケイコ、人に謝るときは笑わないで、顔を長くして、悲しそうに失敗をしましてご迷惑をかけ、申し訳ありません、という顔をして謝りなさい」と注意を受け、カルチャーショックを受けた事を思い出したのです。その後は、鏡をみて、すみませんと長い顔を作り、練習をしたものだった。
息子は、自分の“ニヤニヤ事件”がやはり気になり、ドイツのオマ(おばあちゃん)にそれを話していた。するとオマ曰く「シゲルは、演劇学校に行って少し学ぶといいよ、経営者も、政治家もみんな学んでいるしね。」
(つづく)
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