Gyrokopter/ ジロコプターとは、聞きなれない名前であるが、最近南ドイツの晴れた空を飛んでいたのを見た。一般的にはまだ目新しく珍しいが、将来の乗り物として注目を浴びていて、空を飛ぶ風車とも呼ばれている。

007の映画や、ミニチュアモデルの話ではなく、実際に2人乗り用の乗り物で、ドイツでは3年前に許可が出され、現在20機以上が国内で使用されている。

オートバイ、あるいは二人乗りボブスレートとヘリコプターを組み合わせたような乗り物である。小さい3輪がつき、8mのプロペラのローターがついている。特に新しい技術開発でもなく、ヘリコプターが完成する以前の1923年に、ドイツでは既に試作されていたものだそうだ。

忙しいビジネスマン達が、アウトーバーンや国道の渋滞によるストレスから逃れる為には、目的地にもよるが、所要時間は半分近くまでに短縮されるという。
スポーツ感覚で、また運転も鳥瞰図も楽しめる。

スタートや着地する為の滑走距離は、10メートルあれば、問題ないそうであるが通常70mが用意されている。大きな駐車場なども場合によっては使用できるが、国内にある300箇所のプライベートの飛行場が主に使用される。

セスナ機やヘリコプターの運転ライセンスを持つ人は、それまでの飛行体験時間にもよるが、15時間5,000ユーロ(約67万円)のトレーニングを受けて、ライセンスを取得できる。

自転車に乗るような感覚の技術で、運転出来てとにかく楽しいそうだ。ある程度の風が吹いても、抵抗体が少ないので、問題ないという。

何十キロも渋滞(休暇時や事故が起きた場合)したアウトーバーンを横目に、スーイスイとスピードを出して飛べれば、確かに爽快で、ひらめきや新しいアイデアが浮んでくるかもしれない。渋滞して約束の時間がせまり焦りながら、こんな時空を飛んで行ければとの思いも、もう夢ではなくなった。

70~115psで、時速240kmまで出るが、安定したお薦めのスピードは120~150kmである。“かえでの実”が舞いながら落ちるテクニックが使用されているので、墜落の危険性は無く安全であるという。

お値段は、GPSや無線機のアクセサリーなしで、4~5万ユーロ(約540~
675万円)となっている。中クラスの車の値段位となっている。
ドイツ北部のニーダーザクセン(州都ハノーヴァー)の会社が製造発売している。昨年からドイツ北東部ブランデンブルグの警察が、交通取締り用に使用してもいる。

ドイツのアウトーバーンでは、日曜日は大型輸送トラックは24時間走行禁止になっているので、スピード制限のない場所では好きなだけスピードを出せてドライブは快適だ。

ミュンヘン~フランクフルト・アム・マイン間は、アウトーバーンで約400㎞の距離だが、多くのドイツ人は所要時間2時間前後と計算している。私のパートナーは時速230㎞位はよく出すが、それでも大変な勢いで追い抜かれる事がしばしばある。時速200㎞以上になると、時に隣に座る私も緊張して黙する。

ドイツでの交通事故死者の数は、毎年減少の傾向にあり2006年5091人、2007年は初めて5千人を下回り、4,949人となっている。死者の50~60%が自転車、オートバイ等に乗っていて交差点での事故が多いのが目立つ。
雪、氷、雨等で道路状況が悪い時に多くの事故は発生しているので、ADACド

アウトーバーンで大きな事故が起きた場合、救急車や警察に連絡をすれば、大抵10~15分以内で救急隊を乗せたヘリコプターが現場に到着できる体制が整い、この時間が命が助かるかどうか、後遺症が出るか出ないかの大変重要な時間帯となる。
アウトーバーンの上を横切る高圧線には、オレンジや白色のボールが付けてあり、ヘリコプターからは高圧線がよく見えないので、着陸する折の事故防止の目印となっている。以前は、ヘリコプターがよく高圧線に触れてしまい、事故が起きていたそうだ。

大きな病院の屋上にヘリコプターが到着すれば、すぐその横が救急医療手術室になっている。ゆっくり確実も良いが、時としてスピードが重要な時がある。

| コラム集 | 23:24 | comments (x) |
カレンダー
So Mo Di Mi Do Fr Sa
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   
<< 09.2010 >>
ページ内検索
Lindenbaum-Consulting