ストレスが大きく不眠で悩んでいる人がドイツに多いという統計があるが、現代人の悩みである不眠症はうつ病の症状の1つである。

太陽が弱くなりこれからの季節心が風邪を引き、不安感が増し、憂鬱感で苛まされてイライラして何事も集中できない人、慢性異常疲労感がある人、肩凝りや頭痛などの自律神経失調を放置すれば他の精神疾患や自殺にも繋がる。

日本の自殺者はドイツの自殺者の3倍で年間3万人とは何とも異常である。
不眠は心と体が助けて欲しいと、危険信号SOSを出しているのである。

やるべき仕事や困難な問題が山積みの時、糖尿病や高血圧など持病がある方には、不眠は更に堪える。そんな時には、低温殺菌の牛乳を少し暖めて(70℃以下でないと栄養素が破壊される)飲むのが大きな助けとなる。

脳内の神経伝達物質には色々あるが、その重要な1つセレトニンは、神経を優しく安定させ不安感を抑え、メラトニン(睡眠ホルモン)レベルを上げて心地よい自然な眠りにつく事が可能な催眠作用やその他鎮痛作用がある。
セレトニンを作りそのレベルを上げる為に大切な物は、体内では合成する事が出来ない芳香族必須アミノ酸のトリプトファンで、これは牛乳の成分から発見されたものである。(必須アミノ酸は8種類と準必須アミノ酸5種で13種類)

トリプトファンは、脳内でビタミンB6やビタミンB3・ナイアシン(ニコチン酸)、つまりビタミンB群と、ビタミンC、カルシュムやマグネシュム(2;1で摂る)などのミネラル群と一緒に摂取すると効果的にセレトニンの原料となる。
またトリプトファンは、脳内神経伝達物質であるノルアドレナリンやド―パミンを合成する原料にもなり、脳機能が活性化すると考えられる。

牛乳の成分の1つカルシュウムは吸収率が高いので、多く取りすぎると血中レベルが上がり過ぎ、体内のカルシュウムやリンなどを体外に出してしまう事があるが、就寝前に少し飲めば神経沈静作用もあり安眠が獲得できる。
現在ドイツでは、牛乳の生産過剰で値段が下がり、酪農農家は経営困難だが、牛乳の飲み方を変えれば素晴らしい栄養素のある食品である。
トリプトファンが含まれる食品には、他に小麦胚芽、ゴマ、大豆、小魚、たらこ、マグロ、かつおぶし、チーズなどがある。
良く眠れるようにと寝酒を好む人の場合は、習慣性が出来砂糖にもにてビタミンB群やミネラルを大量に消費し、アルコールがメラトニンを合成するセロトニンの伝達経路を壊し、脳細胞から必要な水分を取り出し消耗させたり破壊させる危険性があるので止めた方が無難です。

18世紀から19世紀の頃、野生のとうもろこしを主食にしていた南米、スペイン、ポルトガル、アメリカの一部、イタリアの一部で、ペラグラ病が大流行し、年間5~10万人と言う人が亡くなっている。
ペラグラは荒れた皮膚という意味があり、最初露出部の皮膚に紅班が生じて荒れ、皮膚障害が起き、次に粘膜の障害で下痢や胃腸障害、うつ状態や心の錯乱、記憶障害などの精神障害が起き、その後精神錯乱状況を来たして狂って死んでしまいます。

野生のトウモロコシを主食としている国では、必須アミノ酸のトリプトファンとビタミンB3ナイアシンの2つの栄養素が欠けていたのが原因だったのです。
ここで、不足しているB3とトリプトファンだけ与えても、あまり上手く行かず、
他の栄養素も入れて40~50種類をまた特にビタミンB群を1000倍位入れていくと(個体差がありますが)、皮膚と胃腸障害が劇的に良くなり精神も落ち着く。
ビタミンB1の欠乏症による心臓脚気も同類で、ビタミンは1つでもだんだん少なくなり、ある時0になると人は死んでしまうと言う事です。
最悪の心室細動の不整脈で、年間4万人以上の人が日本では亡くなっているが、ポっクリ病とも呼ばれる突然死である。

正常分子矯正医学・栄養学のロジャ-・ウィリアム博士は、精神病というのは頭の様々な栄養素が足りないだけで、栄養素は単体では働かず相互作用で必ずチームで働くと述べている。ようやく分子整合精神医学で心の病を食事と分子栄養素で治す新しい方法が日本でも少し知られてきている。

ミネラルは宝物という意味があり、正常分子栄養学では29種類が必須と考えられ、海水中には44種類が存在するが、既に20種類が農作物を栽培する表層土から消えているという。アメリカ原住民(ヨーロッパ人より知的で文化的平和的な民族だった)が見つけた植物ミネラルは体内吸収率99%で74種類のミネラルが含まれている。
化学薬品には必ず副作用があり、その人道的な被害は大きく残虐である。
(ミュンヘン在住)ながやベックマンけいこ  2009.10.05


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