24.03.2009 am Dienstag
author : 永冶ベックマン啓子 Keiko Nagaya Beckmann
太陽光熱発電で、サハラ砂漠から電力を調達すれば、ヨーロッパのエネルギー問題が解決でき、地球環境への温室効果を80%下げられ、同時に慢性の食糧難と旱魃・水不足問題(海水の淡水化をする)が解決できるので、北アフリカからの貧困移民問題や運送マフィアによるボート不法渡航難民問題も解決出来る。
物理の専門家で、年金退職をしたドイツ人ゲアハルト・クニー氏は、長年気候
自然環境保護に関して働いてきた人だが、新しく創立された法人デザテックの監査役として就任し、先日ベルリンでプロジェクト内容が紹介された。
サハラ砂漠が6時間で受け取る太陽エネルギーは、全人類が1年間使用するエネルギーに相当するという。鏡を使い太陽熱を集める発電所や輸送(2000㎞で7% の損失)の技術は既にあり、作られてもいるが、2050年までにはヨーロッパが必要とする6分の1のエネルギーは、サハラから供給出来る。
また、イスラエル、ガザ地区でも使用できるので、パレスチナ問題をこれで少しでも緩和したいと語る。
アラブの半島でも、ソーラーの発電所が出来れば、年間2000キロワット/1 時間/ヘーホーメートル以上の電力が得られる計算になり、これは年間200リットルのミネラルオイルが1ヘーホーメートルにつき、空から降り落ちてくる事と同じだと言う。
欧州連合でも、総工費7兆6,200億円での欧州スーパーグリッド(送電網)初期段階の計画があり、フランスやUKも、この自然再生エネルギーの壮大なプロジェトを2050年を目処に支持している。
サハラとは、アラビア語でアッ・サハラ―ゥ・ル・クブラー「荒れた土地」を意味するが、世界最大の砂漠と岩荒野である。
砂漠とは言え、砂丘は全体の20%、標高300m程度の砂礫荒野が70%で、残りが山岳、岩石、最高地点はティベスティ山地のエミクーシ(3415m)となる。
直系31kmのケビラ・クレーターもある。
サハラはアフリカ大陸の3分の1を占め、その900万ヘーホーキロメートルの面積は、ドイツ連邦共和国の26倍、全アメリカ合衆国とほぼ同じ大きさとなる。
大西洋岸から紅海までの東西は4、500~5、500km、南北は1、500~2、000kmとなり、2、500万人の人々が、主にモーリタリア、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア等に住んでいるが、11カ国がサハラ砂漠に国境を接している。
気候は極端に乾燥して暑く、年間を通して貿易風パサートが吹いている。
カイロの郊外で、以前ラクダに乗り熱風の中を散歩した事があるが、ラクダのまつげの長さには驚いた。砂嵐の時砂が目に入らないように上手く出来ている。
唯一の河川が東北部を流れているナイル川で、世界で最も長い川、源流からの長さは6,852mである。最近アマゾン川の全長は6、992mとも言われている。
気温は、日中で60℃(岩の上は70℃で目玉焼きが出来る)夜間は30℃までさがり、また冬は零下10℃まで下がる。平均年間降雨量は、45,5mm、雨が降らない年もある。
シロッコと呼ばれるサハラからの乾燥して高温の風は、地中海を越えてイタリアへ南風としてやってくる。時には、砂漠からの粉塵で空が不気味に黄色くなる程で、中国からの黄砂にも似ているが、オーストラリアや南ドイツまで届く。
2004年の2月22日は、本当に黄色っぽく濁った酷い空の観察がチロルや南ドイツでもなされ、雪が黄色に変色した。
また、この高温のシロッコがオーストリア・ドイツアルプスに突き当たり、降りてくるのが、インスブルックとミュンヘンとなり、フェーン現象が起き、東の空が明るく生暖かい風が吹き、高血圧の人には辛い日となる。
サハラには、50万年前に人類の定住があり、多くの動物も生息していたようで、石碑等の出土品からみると、現在とは異なった気候であった。
調査によると、かなりの量のミネラルオイル、ガスを始め、金,銅、チタンなど12種類位のメタル類が地下資源として眠っている。
モーリタニアに「サハラの目」と呼ばれる直形40kmで、リチャット構造体と呼ばれる古生代の初めに形成された岩石が隆起した後に、同心円状に浸食されて、目玉のように見える所がある。宇宙から初めてその存在が確認され、NASAの地球観測衛星LANDSAT-5号から1980年時代に高度700㎞から撮影した写真がある。本当に不思議な写真である。
(ミュンヘン在住)ながやベックマンけいこ
物理の専門家で、年金退職をしたドイツ人ゲアハルト・クニー氏は、長年気候
自然環境保護に関して働いてきた人だが、新しく創立された法人デザテックの監査役として就任し、先日ベルリンでプロジェクト内容が紹介された。
サハラ砂漠が6時間で受け取る太陽エネルギーは、全人類が1年間使用するエネルギーに相当するという。鏡を使い太陽熱を集める発電所や輸送(2000㎞で7% の損失)の技術は既にあり、作られてもいるが、2050年までにはヨーロッパが必要とする6分の1のエネルギーは、サハラから供給出来る。
また、イスラエル、ガザ地区でも使用できるので、パレスチナ問題をこれで少しでも緩和したいと語る。
アラブの半島でも、ソーラーの発電所が出来れば、年間2000キロワット/1 時間/ヘーホーメートル以上の電力が得られる計算になり、これは年間200リットルのミネラルオイルが1ヘーホーメートルにつき、空から降り落ちてくる事と同じだと言う。
欧州連合でも、総工費7兆6,200億円での欧州スーパーグリッド(送電網)初期段階の計画があり、フランスやUKも、この自然再生エネルギーの壮大なプロジェトを2050年を目処に支持している。
サハラとは、アラビア語でアッ・サハラ―ゥ・ル・クブラー「荒れた土地」を意味するが、世界最大の砂漠と岩荒野である。
砂漠とは言え、砂丘は全体の20%、標高300m程度の砂礫荒野が70%で、残りが山岳、岩石、最高地点はティベスティ山地のエミクーシ(3415m)となる。
直系31kmのケビラ・クレーターもある。
サハラはアフリカ大陸の3分の1を占め、その900万ヘーホーキロメートルの面積は、ドイツ連邦共和国の26倍、全アメリカ合衆国とほぼ同じ大きさとなる。
大西洋岸から紅海までの東西は4、500~5、500km、南北は1、500~2、000kmとなり、2、500万人の人々が、主にモーリタリア、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア等に住んでいるが、11カ国がサハラ砂漠に国境を接している。
気候は極端に乾燥して暑く、年間を通して貿易風パサートが吹いている。
カイロの郊外で、以前ラクダに乗り熱風の中を散歩した事があるが、ラクダのまつげの長さには驚いた。砂嵐の時砂が目に入らないように上手く出来ている。
唯一の河川が東北部を流れているナイル川で、世界で最も長い川、源流からの長さは6,852mである。最近アマゾン川の全長は6、992mとも言われている。
気温は、日中で60℃(岩の上は70℃で目玉焼きが出来る)夜間は30℃までさがり、また冬は零下10℃まで下がる。平均年間降雨量は、45,5mm、雨が降らない年もある。
シロッコと呼ばれるサハラからの乾燥して高温の風は、地中海を越えてイタリアへ南風としてやってくる。時には、砂漠からの粉塵で空が不気味に黄色くなる程で、中国からの黄砂にも似ているが、オーストラリアや南ドイツまで届く。
2004年の2月22日は、本当に黄色っぽく濁った酷い空の観察がチロルや南ドイツでもなされ、雪が黄色に変色した。
また、この高温のシロッコがオーストリア・ドイツアルプスに突き当たり、降りてくるのが、インスブルックとミュンヘンとなり、フェーン現象が起き、東の空が明るく生暖かい風が吹き、高血圧の人には辛い日となる。
サハラには、50万年前に人類の定住があり、多くの動物も生息していたようで、石碑等の出土品からみると、現在とは異なった気候であった。
調査によると、かなりの量のミネラルオイル、ガスを始め、金,銅、チタンなど12種類位のメタル類が地下資源として眠っている。
モーリタニアに「サハラの目」と呼ばれる直形40kmで、リチャット構造体と呼ばれる古生代の初めに形成された岩石が隆起した後に、同心円状に浸食されて、目玉のように見える所がある。宇宙から初めてその存在が確認され、NASAの地球観測衛星LANDSAT-5号から1980年時代に高度700㎞から撮影した写真がある。本当に不思議な写真である。
(ミュンヘン在住)ながやベックマンけいこ
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